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【用語明解】 独自SSLと共有SSLの違い

2012/08/09
Webサイトの運営をする際、ホスティングサーバやレンタルサーバを利用しているケースは結構あるかと思います。
レンタルサーバ事業者のホームページを確認すると、「独自SSL」「共有SSL」といった言葉が(ほぼ必ず)載っています。

そこで本日は「独自SSLと共有SSLって何?」「結局ウチのサーバはどうしたらSSLができるのか?」について簡単に説明したいと思います。

まず言葉の意味から始めます。
(文中の「●●●」はSSLを利用する際のドメインに読み替えて下さい)


【独自SSL】
専用SSLとも呼ばれ、普通のSSLといったらこの独自SSLを指します。
「●●●」というドメインのサイトに「●●●」というドメイン用の証明書を利用する方法をとります。

【共有SSL】
実はこちらも「●●●」というドメインのサイトに「●●●」というドメイン用の証明書を利用する方法です。
証明書としても独自SSLと何ら違いはありません。
但し、共有SSLの場合「●●●」というドメインのサイトの証明書にはなりません。
レンタルサーバ事業者が予め「□□□」というドメインで取得した証明書を、レンタルサーバ利用者が利用できるサービスとなります。
通信は暗号化されますが、別のURLに飛ばさなければいけない、という点が独自SSLと異なります。


さて、自分のサイトのURLの証明書は「独自SSL」が利用できるサーバでないと取得ができない事がわかりました。
しかしもう1つ関門があります。
「独自SSL」をレンタルサーバ事業者のみから購入しなければならない場合があります。
発行元や代理店から購入してきた証明書をレンタルサーバで使うには「独自SSLの持ち込み」が許可されているサービスである必要があります。
サーバを移管した際に、これまで持っていた証明書を使う場合にもこの「独自SSLの持ち込み」が許可されていないと使えません。


まとめ

・自分のサイトのURLでSSL通信を行うには「独自SSL」
・既に持っている証明書、購入した証明書を使うには「独自SSLの持ち込み」が許可されている事
・URLが変わっても構わなければ「共有SSL」が簡単

ちなみに専用サーバや自社所有のサーバをお使いの方は、上記の話はあまり気にする必要はありません。

以上、お役に立ちましたでしょうか。
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